辱め

あるマンションに隣り合わせで住む「成瀬家」と「飯塚家」は、長年の近所付き合いから親しい関係を築いてきた。そんなある日、成瀬家に若くて美しい心美が嫁いでくる。幼い頃から知る成瀬家の息子の結婚をまるで自分の事のように喜ぶ飯塚だったが、深夜に壁から漏れてくる盛んな夫婦の喘ぎ声が次第に飯塚の理性を奪っていく。そして、いつしか心美を自分のモノにしたいと考えた飯塚は、自宅に呼び寄せ睡眠薬入りの茶を飲ませ…。

それは偶然の再会から始まった。補修工事の営業に来た男は学生時代、千春がマネージャーをしていたラグビー部の先輩・下田だった。下田は千春にとって初めてできた彼氏でもあったが、下田の卒業を期に自然消滅、その後早くに結婚したと風の噂で聞いた。十数年ぶりの時を経て再び縮まる二人の距離。一方、仕事仕事で留守がちな夫との距離は広がるばかり。そして…。